DeNA TechCon 2025
Green Lane 13:30 ~
DeNA のゲーム開発では過去から未来の全てのバージョンから、さらにクライアント・サーバなどのランタイムの違いや、データベースまで、ひとつのスキーマで一元管理しているらしい!?しかもそのスキーマから C# の MasterMemory や Go 言語でデータを取り扱うコードまで自動生成できるらしい!?そんなバージョンからランタイムの違いまで統合した統合スキーマ言語である Muscle についてご紹介いたします。Muscle は Protocol Buffer で定義したスキーマから MasterMemory(C#) や Go 言語で取り扱えるようなランタイムコードやデータを出力することで、ランタイム間やバージョン間で発生するスキーマの差異を吸収し、スキーマの効率的なバージョン管理を可能にしています。本講演では Muscle を用いたマスタデータ管理について、Muscle の作者である大竹と、ゲーム開発の現場に Muscle を導入している山部が解説します。モバイルゲームの並行開発が抱える課題への挑戦をお伝えします。
2014年に新卒でDeNAに入社。怪盗ロワイヤルでブラウザゲームのサーバサイドからキャリアを開始し、大規模Unityアプリゲームのクライアントサイドから開発会社のテクニカルコンサルタント・マスタデータ専用バージョン管理システムの開発・運用まで、ゲーム領域の幅広い分野を経験。現在は市場フィードバックを取り入れた新規ゲーム開発手法を模索している。
Web動画配信サービス会社で複数の新規Webサービス、ゲーム機/家電向けのサービスの立ち上げに携わったのち、2013年にDeNAへ入社。ブラウザゲーム運営、新規ネイティブタイトル開発を経験。成果物の技術資産化を推し進める過程で、ライブラリなどのゲーム基盤開発業務に携わるようになる。現在はゲーム開発者の声に耳を傾けながら、ゲーム開発の課題をより良い、効率的な方法で解決できるような基盤を様々な方面で模索している。