DeNA TechCon 2025
Green Lane 14:30 ~LIVE
ヘルスケアエンターテイメントアプリ kencom(ケンコム)のプロダクトチームでは、当時直面していた主要な問題として、個人依存と、開発アイテム選択における意思決定の一貫性欠如がありました。20名弱のエンジニアチームが大規模リアーキテクチャと機能リリースに並列で取り組む中、各メンバーが重い責任を負い個人に依存することで離脱した場合のリスクが高い状況でした。 開発ラインが多く、レビュワーがボトルネックになりプロジェクトの進捗が妨げられ、品質低下のリスクが増大していました。 これに対処するため、私はあえてチームを分割せず、一つのストリームアラインドチームを形成しました。これにより、Product Backlog を一本化し、プロダクトオーナーを一人にまとめることで、何を優先し、何をあきらめるかの意思決定に一貫性をもたらし、知識の共有とフロー効率を向上させました。本セッションでは、この戦略によって得られた成果と具体的な解決策を詳しく解説します。
2013年にエンジニアとして入社。スクラム開発 → 大規模開発 → エンジニアリングマネージャーを経て、人事で新卒採用育成を担当。 現在、アジャイルコーチとして、ヘルスケア事業で従事。 夢中で熱中できるチームから大きなバリューを届けていくのが生きがい。